MBTIの認知機能とは
認知機能・心理機能・mental processの使い分け
MBTIの公式資料では、4つのmental processesを情報の受け取り方や判断の仕方として説明し、processとfunctionを対応づけています。日本語で検索される「認知機能」「心理機能」は、このtype dynamicsを読むための言葉として扱います。
ここでいう認知機能は、脳科学や臨床の機能を測る用語ではありません。MBTIを行動の固定的な診断ではなく、自分の認知パターンを考えるための読み物として整理します。
MBTIで扱う4つのプロセス
4つのprocessは、情報を集める知覚のプロセスと、情報を整理して判断するプロセスに分けて読めます。
情報を受け取る:SensingとIntuition
Sensingは具体的な事実や体験に、Intuitionは背景の意味や可能性に意識を向けるprocessです。
判断する:ThinkingとFeeling
Thinkingは論理や一貫性に、Feelingは人への影響や大切にしたい価値に意識を向けるprocessです。
全員が4つのprocessを使います。4文字に表れるprocessだけが存在する、という意味ではありません。
8つの向き付きプロセスを一覧で見る
4つの種類にE/Iの向きを組み合わせると、Se・Si・Ne・Ni・Te・Ti・Fe・Fiという8つの向き付きプロセスになります。各記号の意味は8行の辞書にまとめています。
4文字・機能スタック・位置名の違い
4文字
E/I・S/N・T/F・J/Pという4つの選好を短く表すコードです。認知機能の全8記号そのものではありません。
機能スタック
このクラスターでは、4つのprocessを主機能→補助機能→第三機能→劣等機能の順に読むための呼び名として使います。
位置名
Dominant、Auxiliary、Tertiary、Inferiorは、能力の点数ではなく4つの位置を示す名前です。
第三機能の向きは固定しない
第三機能の外向・内向には、type communityで議論があります。S2には、第一説として「dominantが外向なら他のprocessを内向に置く考え方」、第二説として「tertiaryをauxiliaryの反対向きに置く考え方」が示されています。
どちらを採るかは一つに決めず、本人の経験に委ねます。そのため、第三機能は必要に応じてFe or Fiのように表記します。
次に読む:順番・一覧・用語・4文字
ホームで4文字の基本を読む →出典
- S1Myers & Briggs Foundation: Type Dynamics—Overview— processとfunction、4つのmental processes、8つのcognitive functions、4つの位置、4文字との関係
- S2Myers & Briggs Foundation: Type Dynamics—Processes— 16タイプ表、8つのdominant processes、各processの説明、第三機能の向きに関する議論
- S3一般社団法人日本MBTI協会: MBTIとは— MBTIを自己理解の方法として扱うための用語の範囲
- S4一般社団法人日本MBTI協会: MBTIとはどういう検査なのですか?— 行動パターンではなく認知パターンを理解するという説明